くさびら堂

あみぐるみ作家藻野草(ものぐさ)のブログです。 minneでの商品の紹介や自作品の紹介などをしています。

2016年07月

Cm180mRUkAEZZ3j

とり無念

Cm181cyVMAAiBX7

とり無念、いぬ無念

Cm182cuUIAEMY6r

とり無念、ねこ無念


前回の記事でも書いた「無念」たち。
 の、あみぐるみです。
 これらはべっとりと張り付いているので軟体動物的です。


話は変わりますが、上の「無念」。
最初は布を被ったお化けを作ろうと思っていたのです。
でもいい感じの毛糸の色が無かったんですね。
それに布を被った感じがうまく想像できなかったんですけど、取り敢えず試作に移ってしまいました。
その結果なんか…なんだこれ…?ってなったので、お化けじゃない別のものにしよ… って思った結果……
「無念」が出来ました。
あと、自分は何か作った時、試作品といえども

完成!はいオシマイ。

ってのが勿体無いなと思ってしまいます。
なので適当に設定を付加して、試作品であろうともキャラクターにするんですね。
それで生まれたのが無念です。

そして自分はキャラクターの色違いとかも、ちゃんと設定があるほうが好きなのです。
ただの色違いじゃなくって、理由ある色違い。
デジモンしかり、ドラクエしかり。
なので布お化けだと、オリジナルの布お化けがあって、色違いは派生みたいな印象になっちゃう気がするのです。 
というか自分の中で布お化けは白いのです。
色が違っても布お化けでしかないのです。カラーひよこなのです。
だから怪我の功名ですけど、うまく作れなかったことも相まって
別の設定「無念」を考えたというのもあります。
無念は一体として同じ存在はありません。
色が同じでも、同じ動物の姿をしていても、それぞれの見る人の「無念」です。
という設定です。

おかげで好き勝手できますね。やったー!!!!!!!! 

20160315munen


無念って何も思わないことであると共に、
悔しさや思い残したことがあるって意味もあるんだけど矛盾してない?

そういう訳(?)で結構前に描いたやつなんですけどね。
放置気味だったので載せた↑の絵は「無念」です。
念を感じるのは生者でしかなく、 死んだモノは恨んだり悔やんだりしない。
生きている少女は恨み悲しみそれが投影されたのが、背中にべっとりと張り付きたる無念。
うさぎの無念です。
もっと詳しく書くと、少女が昔飼っていたうさぎの無念です。
さらに詳しく書くと、少女が幼いころ重い病気に罹り、生死の境をさ迷っていた頃に死んだうさぎの無念です。
その後少女は快復しました。

このうさぎは「無念」であって「怨霊」だとか「守護霊」ではない。
うさぎは別に少女を恨んでないし、かといって守っていたわけでもない。
ましてや少女の身代わりに死んだとか無い。
ないわー。

まあそういうことなんですねハイ。
ちなみにあみぐるみを先に作ったので商品化できるやったー!!!!!!
da81bb81c1b56c6693a2c00457e6c22a


あと、ねことかいぬの無念もあります。
そんな感じ。
 

このページのトップヘ